ふみえの気になるあれこれを紹介しています。

ふみえアンテナ

『セラピューティック・ラブ』あらすじと感想。結末は?ネタバレあり

更新日:

清心海(せいしんかい)氏の書き下ろし小説
『セラピューティック・ラブ』
現在放送中のドラマ『Dr・倫太郎』の原案小説になっています。

 

600ページ近い大作であったけれども、
地の文がほとんどなく、
会話文と、倫太郎と夢乃のメールのやりとり
が大部分を占めていたので、
ページ数の割にはスラスラと読めました。

 

ドラマはオリジナル要素が強い

『Dr.倫太郎』の原作ではなく原案小説ということで、
ドラマとはだいぶ違う。
ドラマは、本の設定だけ使って、ほぼオリジナルであることが分かります。

 

こちらの『セラピューティック・ラブ』には、
OLの阿川繭子や小説家の風間など、
ドラマで登場したゲスト患者は一切出てきません。
これらは、『Dr.倫太郎』の脚本・中園ミホさんの創作なのでしょう。

 

 

小説は、倫太郎と夢乃のエピソードがほとんど

『セラピューティック・ラブ』は、
そのほとんどを倫太郎と夢乃に焦点を当てています。

 

夢乃は解離性障害を患っています。

 

解離性障害とは、自分自身や時間に対する感覚が失われてしまう病気です。
意識状態が繋がらないので、
なぜ自分がこの場所にいるのかが分からなかったり、
5分前の記憶が全くなかったりという症状が起きます。

 

 

この病気が重くなると、
解離性同一性障害(多重人格障害)となり、
別の意識状態になったときには人格まで変わってしまうのですね。

 

愛の力で夢乃を治そうとする倫太郎

hands-holding-red-heart

夢乃は、両親から愛情を受けて育っていなかったことや、
実母に1億円騙し取られたことなどが重なって、
精神的にボロボロになっていたのです。

 

倫太郎と夢乃は、
やがて医師と患者という関係を超えて、
結婚まで考えるようになります。

 

倫太郎自身の人生を捧げて、
愛の治療で、夢乃の病気を治そうと決意します。

 

なぜ倫太郎は夢乃を好きなのか?

13635978

私は、なぜ倫太郎が最初から夢乃に好意をもっていて、
それほど彼女のことを愛しているのか、
彼女のどこにそんなに魅力を感じているのか
よく分かりませんでした。

 

 

倫太郎が夢乃に惹かれる過程の記述はあったかしら?
私が読み落としてしまっただけ?

 

 

夢乃の行動が支離滅裂にみえるのは、
彼女が解離性障害だからなのでしょうが、
倫太郎を愛していると言ったり、もう別れると言い出したり
を幾度となく繰り返すので、読んでいてもどかしかったです。

 

 

また、夢乃のオーバードーズも心配でしたね。
デパスやソラナックスなどの抗不安薬を
飲み過ぎなのではないかと思いました。

 

アメリカ帰りで、セレブ専門で診療していて、
メディアでも活躍していて
外科医の百合子とは恋人同士で、
それでも心が満たされないのですね。

 

倫太郎と夢乃の結末は?

Heart_wallpaper_by_lexidh

結局、倫太郎と夢乃が結ばれることはなかったのですが、
ずっと倫太郎が夢乃に振り回されているように見えたので、
それはそれで良かったようにも思えるけれど、
夢乃は病気が完治せずにずっと苦しんでいるのだろうと思うと、
それもかわいそうです。

 

 

ストレスの多い現代社会では、
誰もが心の病気になる可能性があると思います。
ですから、この時期に『セラピューティック・ラブ』を通して、
カウンセリングの様子を垣間見れたのは良かったです。

 

 

ドラマの最終回を予想しているので、
以下の記事をご覧ください(^^)

参考:『Dr.倫太郎』最終回予想!結末はどうなる?原作のネタバレ

 

 

2015年10月追記

現在は、直木賞作家・車谷長吉さんの本に夢中です。
あなたも、読書の幅を広げてみませんか?

参考:読書のすすめ!併読法で読書習慣を作ろう!あなたものめり込む体験を!

-
-,

Copyright© ふみえアンテナ , 2017 AllRights Reserved.