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2016年、クラシック音楽にとってはどんな年?

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461089先日、テレビを何気なく見ていて知ったのだが、今年は、どうやらウルトラマン生誕50周年という年に当たるらしい。
ウルトラマンは子供の頃、良く見ていたが、音楽的に影響を受けたのは、ウルトラマンとは全くの別物として制作されたウルトラセブンである。
 
 
このウルトラセブンで音楽を担当したのが冬木透(蒔田尚昊)さんだ。
特に劇中にかかった室内楽的な音楽は、本当にクラシックの誰かの作品かと勘違いさせられるほど、センスの良いものであった。
もう一つ、最終回でかかったシューマンのピアノ協奏曲も印象的な効果を出していた。
 
 
ウルトラセブンは決して子供向けの作品とだけは言えない魅力があるが、音楽的に与えた影響も子供だけではなかったと思う。
無論、子供もその音楽を聴き、狂喜乱舞したのは言わずもがなである。
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2016年という年は、他にどのようなメモリアルなものがあるだろう。
 
  • 東京都交響楽団は、今年で51周年に突入。
  • NHK交響楽団は90周年
  • サティは生誕150周年
  • トスティは没後100年
  • グラナドスも没後100年
 
 
そういえば、西洋の作曲家達だけを見ると、なんか古く感じることがあるが、同時代の日本の偉人と比較すると親しみを感じることがある。
 
 
例えば、シューマンは1810年生まれで、ブラームスは1833年生まれである。
このころの日本の偉人というと、佐久間象山が1811年生まれで、吉田松陰が1830年生まれである。
 

 

Robert Schumann       Zeichnung von Adolph von Menzel

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二つのケースは、どちらも先生と弟子という関係にあるのだが、双方ともだいたい20歳の年齢差があることになる。
この年齢差は、例えば、1936年生まれの長嶋茂雄と1958年生まれの原辰徳の年齢差を思えばピンと来る人もいるであろう。
 
 
では、バッハの生誕年はというと、1685年で、日本で言えば、「生類憐みの令」が出て元禄文化真っ只中の年だ。
私は「生類憐みの令」というのは、一種、武家政治からの脱却を図ったものと思っている。
日本の方が早く民衆の文化を華開かせているのだ。
 
 
例えば、演劇における遠近法(近くでは大人の役者も遠くでは子供の役者が演じる等)は、日本の歌舞伎の方が早い。
西洋で同じようなことが行われるのはワーグナー以降である。
 
 
実際のところ、日本の着物があれだけ素晴らしいのは、ヨーロッパで大砲などに使う鉄や銀等を売って稼いだお金で作ったからに他ならない。
 
 
最後に年号といえば、チャイコフスキーの大序曲「1812年」というものがある。
オーケストラに大砲の音が混じり、合唱を入れる場合もある。
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そして、鐘が高らかに鳴り響くというド迫力の音楽だ。
実際、チャイコフスキーはこの曲を演奏するときは街中の教会の鐘を鳴らせと書いたほどである。
 
 
一体、1812年に何が起こったかについては、この曲を聴いてからのお楽しみだ。
生演奏で聴くことを強くお勧めする。

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